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 以前、とある節約家有名なお金持ちが、「やっと私の時代が来た!これからはエコ時代!」
そのお金持ちはとにかく者を大事にする人格の持ち主。住宅においても今までのようなスクラップ・アンド・ビルドでなく、長持ちする建物が求められる時代になる兆しです。また、これからは長寿社会。自分の寿命よりも家の方が先にくたばるのも笑えない話です。

その様な時代背景を受け、平成21年6月4日から、新しい制度として「長期優良住宅制度」というものが始まりました。一時200年住宅といわれていたものを、国が制度化したものです。

似たような制度に性能表示制度いうものがありますが、これは耐震性や耐久性(劣化の低減)、維持管理、断熱性など8つの項目に対して、自分が取得しようとする性能を決めて設計し、それを設計段階と工事段階でチェックしてもらう制度です。


「長期優良住宅制度」には次のようなメリットがあります。

IMG_1327.JPG(1) バランスが取れた建物性能を手に入れることができます!
 いちいち性能を自分で考えなくても、たとえば耐震性は等級2以上。維持管理や耐久性は最高等級。断熱性は次世代省エネルギー仕様にしなければならないなど、制度そのものが必要な仕様を決めているために、あれこれ考える必要がありません。ですから、この制度を利用するだけで建物を長持ちさせる仕様が盛り込まれることになります。


(2) 税制面で優遇され、融資を受ける場合でも優遇金利があります!
 建物の登記をするときに必要な「登録免許税」が、通常0.15%の税率が0.1%になります。また、建物の「不動産取得税」の控除額が、1200万円の控除額から1300万円の控除にと100万円増えます。さらに、「建物の固定資産税」の減税期間が、3年なのですが5年間に延長されます。 そして極めつけは、500万円の「所得減税が100万円をプラスされます。

 金利面では、フラット35Sが使え、フラット35Sを使うことで当初5年間年0.3%優遇されます。


(3) 中古住宅として売却するとき、「長期優良住宅」としての水戸黄門の印籠が使える!
 丈夫な造りをしています。と言うだけでは誰も信用してもらえませんが、「長期優良住宅」で作ったと言うことが分かれば、高性能がはっきりしていますからアピールできるポイントとなります。 


(3) 業者の技術力のものさしになる!
 この制度を使うためにはある程度の技術力が必要です。サポートサービスの事例でも耐震等級なんかあることも知らずに漫然と耐震設計(耐力壁などの配置)をしている設計者が数多くいます。そんな設計能力の低い業者は工事監理も下請け任せになりがちです。この制度が使えるということは、一定の技術力が備わっていると考えることが出来ますから、一種の業者の技術力のものさしに使えます。

長期優良住宅の仕様は、耐震性、耐久性、維持管理、断熱性など建ててからでは変更出来ない住宅の骨格となる、見えない部分の性能を高めています